3.10東京平和集会に220名が結集!
現退一体! 東京 6 連協 一丸となって
「今年は戦後80年の節目の年です」
開会にあたり高木会長からの思いを込めた挨拶―
「80年前の今日、わずか3時間で下町住宅密集地への米軍B29爆撃機による60時間を超える焼夷弾投下で約10万5400人の死者、15万人の負傷者。この事実を日本のメディアが伝えず、小中学の教科書にも載らない。語り継ぐことは私たち退職者、高齢者の責務です。沖縄、広島、長崎はじめ全国には戦争の悲惨さを伝える施設があるが、東京にはない。33年前に多くの市民運動で鈴木都政が建設方針を表明、その後2001年に「東京都平和祈念館」開設予定とされたが、石原都政から小池都政でも凍結状態が続いている。『 忘れてはならない!東京大空襲』を語り継ぎましょう」
あいさつをする高木会長と会場の様子
来賓にはJP労組東京 中田委員長、小沢まさひと参議院議員、山花郁夫衆議院議員、東京高退連 永田事務局長においでいただきました。今回の映写は、アメリカ作成の「硫黄島の真実と東京大空襲」より東京大空襲の場面のみを抜粋。「空襲を行った操縦士が笑顔で帰路に就いた場面に、戦争の悲惨な人間像を恐ろしく思った」との会場発言(多摩西会員)。
今回の講話は台東支部の吉浦 宏さんより、戦争当時の疎開の思い出、戦後の東京の焼け野原の状況、慰霊と東京大空襲を語り継ぐ運動の始まりの歴史などについてお話をいただきました。現職組合員からも「現在の国際的な動きも戦争前夜を思わせる。SNSで惑わされる人もいるが、労働条件改善に奮闘する組合のがんばりが大事」「今の平穏は当たり前ではなく、今を大切にするために次代につなげたい」と2名から発言されました。
吉浦 宏さん(台東支部)
慰霊堂での献花時は、戦後80年ということもあるのか、昨年より参拝者も目立っただけではなく、マスコミ関係などカメラマンも来ており、某新聞社から取材もありました。
集合写真