2023.04.06
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退職者の会

東京地方退職者の会だより vol.14

3.10 東京平和集会を開催する

3月10日午前10時から「3.10東京平和集会」をすみだ産業会館で開催し、180名が参加しました。

コロナ禍のため3年連続で平和集会を中止してきましたが、今年は感染防止対策等を講じて開催できました。

集会では、主催者を代表して高木会長があいさつをしました。自分の幼少時代の体験を含めた平和の重要性を訴えました。その後、来賓のJP労組東京地本 中田執行委員長、新島江東区議会議員からあいさつをいただき、川越葛飾区議会議員にも出席いただきました。

 

高木会長

 

 

東京地本 中田執行委員長

 

 

新島江東区議会議員

 

 

小沢参議院議員と柴参議院議員は、当日参議院本会議が開催されたため、欠席されましたが、両議員からいただいたメッセージを参加者に手交しました。

来賓のあいさつの後、「東京大空襲・583枚の未公開写真」と題したDVDを上映しました。約48分のDVDを鑑賞した後、4名の参加者から発言がありました。その一人の前東京退職者の会 会長 来田弘さんからは、「東京平和集会を開催してきた経緯と、今後も継続した取り組みが重要だ」との発言がありました。

ロシアのウクライナ侵攻以降の世論変化に乗じて岸田内閣は、「専守防衛」としてきた日本の安全保障の基本方針を大転換する閣議決定をしました。国会での議論がないままに進んでいる現状に危機感が強まっています。こうした情勢を受け集会では「戦後78年が経過し、東京大空襲を体験した人も少なくなり、親から戦争体験を少しでも聞いてきた私たちの世代が、戦争の記憶を次世代に語り継いでいくこと」を確認して閉会しました。集会閉会後は、東京慰霊堂に移動して献花・参拝を行い終了しました。

東京大空襲とは

1945年(昭和20年)3月10日未明、台東区・墨田区・江東区を中心とした東京の下町が、アメリカ軍のB29爆撃機(約280機)から、2時間半で焼夷弾32万発の無差別爆撃を受けました。人口密集地帯は火炎地獄と化し、罹災者は100万人を超え、推定で約10万人もの尊い命が失われました。