2022.12.27
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退職者の会

東京地方退職者の会だより vol.13

私の健康法  ~ 太極拳と出会って ~

私は現在89歳。もう直ぐ90歳になります。

私の健康法について述べます。現役を70歳で引退した時、何の趣味も持ち合わせていなかった者として、一日24時間をどう過ごすべきか大変悩みました。

たまたま太極拳と出会うことができて、すっかりのめり込んで20年が経ちました。この間多くの人との出会いに恵まれ、多くの事を学びました。

太極拳はゆっくりした動作ですが、日頃使用していない筋肉が鍛えられ、長い息づかいをするので、心肺機能が強化され、酸素の吸引力が改善されるので、血行も良くなり肌の若さを保つことができます。私自身の朝の活動は、毎朝4時半起床。15分ばかり、体をほぐすための軽い運動をしてから、5時過ぎに近くの公園に向かいます。公園では、ストレッチ体操、散歩、ラジオ体操、太極拳と2時間ほど運動をします。

先ず、自己流のストレッチ体操(屈伸運動、スクワット、相撲の鉄砲、四股、腕立て伏せ等)で約40分散歩は腰痛のため、最近は少なめで30分ばかり、ラジオ体操、太極拳のグループ会員の人たちと一緒に約40分、計約2時間の運動です。

太極拳については、指導員の資格を取得しグループを結成し、毎朝30人ばかりを指導し演武します。グループは結成以来、雨の日も、風の日も、一日も休むことなく練習を続け、2021年9月に、連続練習5,000日を達成しました。会員の8割は75歳以上の後期高齢者です。人生100年の時代、現役引退後、建国寿命で充実した時間を積み重ねることは大変重要なことです。

私の経験では、何か集中できる趣味を持つこと、そしてその趣味を生かすため、①少しずつでも毎日実行すること、②粘り強く継続すること~継続は力なり~、③常に目的をもって毎日を暮らすようにすることです。

お互いに健康長寿を心掛け、充実した毎日を送るようにし、長生きをしましょう。

西連協 中野杉並支部 大羽 繁