2022.12.02
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退職者の会

東京地方退職者の会だより vol.8

昨年は新型コロナウイルス感染症の陽性者が大幅に減少しましたが、新たな変異株(オミクロン株)が出現し、一層の感染予防対策が必要なっています。

退職された後も活躍されている会員を紹介したいと思います。

『えっ、こんな仕事しているんだ!』 〜多摩にこの人あり~

南多摩支部 菅沼昭次さん

八王子市元本郷町3丁目の市役所通りに「菅沼太鼓店」の看板があります。

店主は菅沼昭次さん。菅沼さんは、昭和34年立川郵便局採用後、平成15年退職まで、国分寺、小金井、八王子西、八王子南、羽村局の6局で勤務してきました。

自宅の隣が、太鼓職人で大工の親方「武笠」だったのが縁でした。現在、名の通った太鼓屋は、都内3件と「菅沼太鼓店」だけと言われます。

神社、祭り、寺院と、用途によって、太鼓の音の種類(音色)が異なり、音合わせ(調律)が、最も苦労するところだそうです。しかし、昨年よりのコロナ禍で、日本中の祭りが中止になっています。コロナ終息後の祭りでは、長期に放置された太鼓が劣化していると思われます。町会や子ども会の太鼓の補修も受けつているそうです。

かつて、八王子大和田郵政社宅で、自治会の役員が休暇を取って、車に太鼓を積んで都内下町まで修理の依頼に行っていたことを覚えています。三多摩に太鼓屋があることが知られていないようです。早めに無形文化財指定しないと、継承された伝統が危ぶまれます。

記者 多摩西連協 南多摩支部 町田静夫

 

退職後も頑張っている会員の方をご紹介することで、現役組合員の皆さんの「明日の力」になればと思います。

今後も機会があれば、様々な場で活躍する会員の方をご紹介したいと思います。

JP労組東京地方退職者の会 会長 高木時夫

 

この記事内容は、Jump up Tokyo第182号に掲載したものです。